介護の現場での送迎ドライバーの業務

介護の現場で活躍する送迎ドライバーは、デイサービスを利用する高齢者の送り迎えをするのが主な仕事です。デイサービスを利用する高齢者は、決まった日時に介護福祉施設へ通うことになります。しかし、自宅と福祉施設は離れていることが多いため、自分で通所することは難しいです。そこで、送迎ドライバーが送迎係となって、自宅から介護福祉施設までを安全に車で送り迎えする役目を果たします。

一般的に、デイサービスは午前の10時頃からスタートします。そのため、その時間帯に合わせ、送迎ドライバーは開始時間に間に合うように利用者を迎えに行かなければなりません。車には利用者が複数人乗車することになります。利用者の住んでいる地域ごとに送迎ドライバーは割り当てられます。例えば、利用者の住んでいる場所が介護福祉施設から離れている場合には、開始時間から逆算して早めに迎えに行く必要があります。

さらに、利用者の中には体の不自由な高齢者も少なくありません。中には車椅子を利用している利用者もいます。そうした場合、安全に利用者を車に乗せ、車椅子の上げ下ろしをするのも送迎ドライバーの重要な仕事の一つです。場合によっては、介護の補助をすることが業務において求められることもあるので、送迎ドライバーでもヘルパーの資格を取得する人が増えているといいます。ホームヘルパーの資格を取得することで、送迎ドライバーの仕事に大いに役立てることができます。