介護の送迎ドライバーに必要な資格は普通自動車第一種免許だけです。バスやタクシーと違って2種免許までは求めていません。デイサービスやデイケアを利用している介護者の送迎が主な業務になります。送迎車両の運転だけでなく、車椅子の上げ下ろしや利用者の乗り降りの手伝いなど、他の業務を任せられることもあります。そのため、介護職員初任者研修の資格などを取得しておくと仕事に幅が出てきます。介護の基本的な知識や実習を学ぶことができるため、今後の転職にも活かすことができるでしょう。
送迎ドライバーの魅力は、ある程度の年齢を重ねた人でも無理なく業務ができることです。朝と夕方が主な勤務時間帯になり、1日に4~5時間の労働が一般的です。フルタイム勤務ではないので、体力の衰えが目立つ中高年の方や時間に制限がある方に向いているでしょう。身体への負担が少ないのが大きなメリットといえます。普段から車を運転することが好きな方にはおすすめでしょう。
また、利用者やその家族の方とのコミュニケーションを通して、人とのふれあいの大切さや温もりなどを実感できるのが魅力です。常に安全で丁寧な運転を心掛けて、利用者をやさしく気遣うことで信頼関係が生まれます。そして、感謝の言葉をかけられることも多くなり、自分の生きがいや仕事のやりがいに繋がることになります。デイサービスやデイケアの数は年々増加しています。介護送迎ドライバーの需要も今後ますます期待できることでしょう。